ハリを失わせるコラーゲンのゴミ
- ハリ
- うるおい
そもそも、コラーゲンとは?
コラーゲンとは、肌をはじめ私たちの体を構成しているタンパク質のひとつです。
肌は「角層(かくそう)」「表皮(ひょうひ)」「真皮(しんぴ)」の層が重なってできていて、一番下にある真皮が肌全体を支えています。コラーゲンは、肌の土台となる真皮の約70%を占めており、ハリや弾力に欠かせない存在です。
肌のハリを喪失させる
コラーゲンのゴミ
=
「ダメージコラーゲン」
コラーゲンは、30代から加齢や紫外線によるダメージによって減少していきます。そして、それによって肌のハリや弾力が低下していくのです。
肌の真皮層で繊維状に存在しているコラーゲンは、ダメージを受けると太くしっかりした網状の構造が崩れ、細くほつれて劣化し、分断されていきます。
そのサイズは、正常なコラーゲンのおおよそ1000分の1。もはやコラーゲンではなく、コラーゲンのゴミといえる存在。このような劣悪なコラーゲン=「ダメージコラーゲン」がハリや弾力低下の原因になるのです。
さらに、「ダメージコラーゲン」は、肌の真皮層に蓄積して、新しいコラーゲンを作り出す力を抑制してしまいます。つまり、ハリや弾力を回復させる働きまでも奪う存在になるのです。
新たなコラーゲン再生の鍵
「ダメージコラーゲン
バキューム」
肌本来の機能として、真皮層に存在する線維芽細胞には「ダメージコラーゲン」を取り込み、分解する自浄機能(コラーゲンの代謝)があります。
富士フイルムは、この自浄機能のメカニズムを追求し、「ダメージコラーゲン」を取り込む重要な役割を担うタンパク質「Endo180」の存在に着目。まるで掃除機のように取り込む様子から、「Endo180」を「ダメージコラーゲン バキューム」と名付け、その機能性を検証しました。
すると、「ダメージコラーゲン バキューム(=Endo180)」が存在しない線維芽細胞では「ダメージコラーゲン」の取り込みが著しく低下することが明らかになりました。
「ダメージコラーゲン バキューム(=Endo180)」を増加させることが、新たなコラーゲン再生の決め手になるのです。
「ダメージコラーゲン」に
着目し、
取り除く
「ナノビタミンAx」
富士フイルムは研究を重ね、「ダメージコラーゲン バキューム(=Endo180)」が「ダメージコラーゲン」を取り除く能力を促す働きが「レチノール」にあることにたどり着きました。
さらに、高い抗酸化力により「ダメージコラーゲン」を作らせにくくする「アスタキサンチン」を一緒に配合。より肌環境を整える成分を目指しました。
しかし、この2つの成分は水に溶けにくくデリケートで、安定的に化粧品に配合をすることが難しい課題がありました。富士フイルムは独自のナノテクノロジーにより、この課題をクリア。2つをナノ化した「ナノビタミンAx」を開発しました。
コラーゲン再生の新しいアプ
ローチを実現する
「CLリフレッシャー®」
富士フイルムは「ダメージコラーゲン」に着目し、「ナノビタミンAx」に加えて、効果を加速させる働きを持つコラーゲンペプチドを組み合わせて、独自の成分「CLリフレッシャー®」を開発しました。
コラーゲンペプチドには、「レチノール」の「ダメージコラーゲン バキューム(=Endo180)」が「ダメージコラーゲン」を取り除く効果を2倍に加速することが分かったのです。
これにより、ハリや弾力のある肌へと誘う、今までにないコラーゲン再生アプローチが実現しました。
その他の研究トピックス
PAGE TOP