
Chapter 2
サラシアのチカラ
腸内環境を改善する
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二糖類などの糖類の分解を抑えて吸収されにくくするサラシアですが、血糖値の上昇が抑えられるだけでなく、さまざまな効果があることがわかってきました。
そのひとつが、腸内環境改善の効果です。
健康な人の腸内には100種類以上、総数100兆個もの腸内細菌がバランスを保ちながら生息しています。特に小腸の終わり(回腸)から大腸にかけては、腸内細菌が種類ごとにまとまりをつくってびっしりと敷き詰められ生息している状態なので、「花畑」にたとえて「腸内フローラ」と呼ばれています。腸内フローラは、食習慣や年齢、ストレスなどの影響でバランスが崩れると、悪玉菌が優勢になり、病気やアレルギー、便秘の原因になるといわれています。
富士フイルムの研究で、サラシアによって小腸で分解・吸収されなかった糖が大腸に運ばれることで、腸内環境の改善に役立っていることがわかりました。
大腸へと運ばれた糖は、腸内の善玉菌の餌になり善玉菌がどんどん増えていきます。すると、善玉菌が作る乳酸の刺激で腸のぜん動運動が活発になり、便通が改善するのです。

プラセボ摂取群とサラシア含有物摂取群の腸内細菌の比率を比較する試験では、サラシア含有物の継続摂取により腸内環境が改善する(おなかの中のビフィズス菌・乳酸菌が増える)結果が得られました。
【試験概要】
◼︎対象者:BMI値が23以上30未満(20歳〜64歳)の健常成人
◼︎試験食:①サラシア含有物摂取群(22名)、②プラセボ※食品摂取群(23名)
◼︎摂取期間:8週間
◼図1. ︎結果:サラシア含有物摂取群はプラセボ食品摂取群※と比較して、摂取2,6,8週間後のBifidobacterium属性率が有意に上昇した。
◼︎図2. 結果:サラシア含有物摂取群はプラセボ食品摂取群※と比較して、摂取2,6,8週間後のLactobacillaceae科の比率が有意に上昇した。
※プラセボとは、効果を発揮する成分が含まれない、見た目や味がそっくりなもののこと
出典:白倉ら、薬理と治療、51、209-21(2023)より作図
※無断転載・改変禁止
Index
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Chapter 1
今注目の、糖の吸収を抑える
「サラシア」って? -
Chapter 2
サラシアのチカラ
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Chapter 3
腸のバランスが整うことによる効果
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Chapter 4
さらに多くの効果が期待できる
奇跡の成分