BEAUTY
2023.04.14
簡単“巻き髪“テクニック
ふんわりと揺れるやわらかな「巻き髪」ヘアは、表情に若々しさと華やぎをプラスしてくれます。それだけでなく、髪にツヤを出したり、毛量カバーやヘアアレンジのベースとしても大活躍!
今回は、巻き髪初心者の方必見の簡単テクニックをご紹介します。
教えてくれたのは……
榛沢麻衣さん
ヘア&メイクアップアーティスト
美容誌をはじめ、Web、広告などで活躍。丁寧な肌づくりとヘアアレンジ、わかりやすい実践テクニックが人気。美容を熟知する美賢者たちからの指名が絶えない。
基本の巻き方
今、巻きのトレンドはナチュラルさ。そのカギとなるのが、大きさ、ゆるやかさ、そしてランダムさ。簡単にできるプロの技を公開します。
STEP1
まずはブロッキングから。耳の前後で分け、さらに後方は中央から2つに分けます。この4つのブロックを1ブロックずつ巻いていくと、バランスのよい仕上がりに。
STEP2
ミディアム〜セミロングの方は26mm、ロングの方は30mmのカールアイロンが◎。ブロッキングした束をさらに外側と内側で2つに分け、内側から毛先のみワンカールの外ハネに。
STEP3
続いて、外側の髪の毛先をワンカールの外ハネにします。同じ要領で、4ブロックすべての毛先にワンカールを施します。こうすることで巻かない部分があっても巻き忘れに見えません。
STEP4
次に全体をカールづけ。リバース巻きとフォワード巻きを交互に施します。少量ずつ毛束を取り、外ハネにした毛先部分を避け、カールアイロンで髪の中間部分より少し下を挟みます。
STEP5
リバース巻きは、アイロンが縦になるように後方に向かって回転させ、巻きます(左イラスト)。フォワード巻きは、同じくアイロンが縦になるように前方に向かって回転させて巻きます(右イラスト)。
STEP6
後方の髪も同様に、隣り合わせの髪の巻きが同じ方向にならないよう、縦のリバースとフォワード巻きを交互に。後方の髪を巻くときは、毛束を前に持っていくと、巻きやすくなります。
STEP7
カールアイロンの電源を切り、余熱でボリュームが欲しいトップ部分(頭頂部)の髪を巻きます。アイロンを横に持ち、髪の中間部分を挟んで根元付近に向かってクルッと内巻きにします。
STEP8
全体を巻き終わったら、そのままにせず、カールを崩します。手のひらにヘアオイルをのばし、手ぐしを入れてなじませた後、毛束を振るように崩すと、より自然な仕上がりに。
バリエーション
Style1
カール×ハーフアップでおしゃれ見え
ランダムな巻きを全体に施したカールスタイルをベースにすれば、タイトな印象になりがちなハーフアップスタイル(上半分だけアップスタイルにする髪型)も、こなれ感のあるエレガントなイメージに。
Style2
カールが生きるニュアンステール
1つに束ねたテールスタイルは、コンパクトになりすぎると地味で少し老けた雰囲気に。でも、ベースに巻きが施されていれば、ニュアンスとボリュームが出るので、ほんの少しのおくれ毛をつくるだけで存在感が。
Style3
ストレートアイロンでカールアレンジ
「髪が短いから…」と、カールアレンジをあきらめていませんか?確かに髪が短い方はアイロンに巻きつける髪に余裕がないため、セルフでは難易度が上がります。しかし、そんなときにはストレートアイロンを。例えば、前髪と毛先にだけ、ゆるいハーフカールを作るだけで、動きが加わって、グッとやわらかな印象に仕上がります。ポイントは、用いるストレートアイロンの長さ!ショートヘアの方は、長さが短めのストレートアイロンを使うと操作しやすくなります。ぜひ、お試しください。