BEAUTY
2022.08.05
美しい髪と頭皮を育むためのケア方法
髪と頭皮はケア次第で、今はもちろん、未来のコンディションも大きく変わってきます。未来へ向けて、今からできるケアを始めませんか?
ヘアケアマイスターの大胡さんに、そのポイントをうかがいました。
INDEX
教えてくれたのは……
大胡貴洋さん
ヘアケアマイスター
ツヤやハリに満ちた髪は、とても健康的に見えます。そんな美しい髪のためには、栄養を行き届かせるヘアケア、そして毛根から考える頭皮ケアという二方向からのアプローチが重要です。
CARE① ブラッシング
髪をとかすことは美髪への第一歩
シャンプー前(髪を濡らす前)には、しっかりと “ブラッシング” を。髪に付着したホコリや汚れを落とす、髪のもつれをとく、そして細胞を活性化して新生毛の成長を促すなどのメリットがたくさん。ぜひ、習慣づけてください。
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ブラッシングは絡まりやすい毛先からやさしく絡まりをとくように。ほぐしながらとかせるクッションブラシ※1なら、髪への負担も軽減。
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毛先をほぐしたら、中間→毛先、頭頂部→中間、最後に頭の形に沿って頭頂部→毛先に向けてとかします。力を入れずやさしく行いましょう。
※1 台座がラバー状になっていてクッション性が高く、ブラッシングやブローに向いている。
CARE② マッサージ
髪の畑である頭皮は常に柔らかく
ブラッシングやシャンプー時には “マッサージ” をプラスするのがおすすめです。マッサージ効果によって、硬くなった頭皮をほぐして血行を促進。髪や頭皮に必要な栄養をしっかり行き届かせる効果も。
シャンプーマッサージ
指の腹を使い、頭頂部に向かって小さな円を描きながら頭皮を動かすよう小刻みに行います。
ブラシマッサージ
バトルブラシ※2を使用。頭皮全体にグリグリと心地よい圧で押し当て、コリをほぐします。
※2 空気穴が空いていて、頭皮に適度な刺激を与えることができ、マッサージに向いている。
CARE③ すすぎ
完璧なすすぎでトラブル回避
シャンプーのすすぎ残しはフケや抜け毛の原因に。シャワーは表面だけでなく、内側にも当てて充分に流しましょう。このときの湯の温度は37〜38°Cが理想。温度が高いと乾燥の原因になるので注意。
耳後ろ、襟足、ぼんのくぼ、ハチまわりは特にすすぎ残しが多い場所。
CARE④ ドライ
正しい2段階のドライ法で髪ダメージを減らす
あまり重要視されていない “ドライ” ですが、間違ったやり方だと、髪を傷めてしまいます。濡れた髪は無防備な状態。ちょっとした摩擦でも負担になるので、よりやさしく、短時間で行うことが大切です。タオルドライ+ドライヤードライの2ステップならドライヤーの熱を受ける時間も短縮され、髪ダメージも軽減できます。
タオルドライ
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頭全体をタオルで包み込み、ゴシゴシこすらずに、押さえるように水気を取ります。
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特に傷みやすい中間から毛先部分は、タオルで包み込み、握るように水気を取ります。
ドライヤードライ
❶
頭皮にドライヤーの温風を通すように、手ぐしでかき上げながら全体を乾かします。
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さらに髪の表面を整えるように手ぐしを入れながら、ドライヤーの冷風で最後にキューティクルを閉めてあげます。