BEAUTY
2022.04.15
さらに美しさを磨くための大切なひと手間
メイクツールのお手入れ方法
メイクに使用するさまざまな道具。きちんとお手入れが施された清潔なスポンジやブラシは、メイクの仕上がりを美しくするだけでなく、健やかな肌のためにも大切です。
今回は、プロのヘア&メイクアップアーティストが実践するお手入れ法をご紹介します。
INDEX
教えてくれたのは……
高橋里帆さん
ヘア&メイクアップアーティスト
メイク道具は肌に触れるものなので、清潔であることが大切です。時間が経つほど汚れは落ちにくくなり、道具の劣化の原因にもなるので、長い間放置するようなことはできる限り避け、こまめなお手入れがおすすめです。
ツール① スポンジ
リキッドやパウダーファンデーションに使用するスポンジは、一度使っただけでかなり汚れてしまいます。使用後は、こまめに洗うことを心がけましょう。
STEP1 洗剤で揉み洗いする
食器洗い用中性洗剤を1~2滴含ませ、ファンデーションを浮かせるように揉み洗いします。こすると劣化しやすくなるので注意。
STEP2 握りながらすすぐ
スポンジをギュッギュッと握って、中に入り込んでいるファンデーションを押し出しながら、流水でしっかりと洗い流します。
STEP3 水気を切る
スポンジをペーパータオルで挟み、手のひらを合わせるように押し、水気をよく切りましょう。
STEP4 自然乾燥させる
新しいペーパータオルの上に平置きし、自然乾燥させます。なるべく風通しのよい日陰で乾かしましょう。
ツール② パフ
表面はそんなに汚れていなくても、パウダーは、想像以上にパフの内側に入り込んでいます。使用後は叩いて内側に入り込んだ粉を浮かせ、早めに洗いましょう。
STEP1 洗剤を含ませて洗う
パフを水で濡らして、洗濯用中性洗剤を含ませます。パフを回しながら洗剤を全体にムラなく行きわたらせるのがポイント。
STEP2 しっかりとすすぐ
パフは毛足が長く、厚みもあるので、内側に入った洗剤の泡がなくなるまでしっかりとすすぎます。
STEP3 柔軟剤に浸してすすぐ
パフをやわらかく仕上げるために、洗濯用の柔軟剤を使用。ぬるま湯に柔軟剤を少し溶かしてパフを浸したのち、軽くすすぎます。
STEP4 洗濯ハンガーに干す
ペーパータオルで水気を切り、毛を起こすように軽く叩いてから、洗濯ハンガーに干します。風通しのよい日陰で乾燥を。
ツール③ ブラシ
チークやファンデーションなどのブラシ類は、清潔を保つだけでなく、色混ざりや粉つきを悪くしないためにも、使用するたびにティッシュなどで拭き取り、週に一度は手洗いを。
STEP1 シャンプー水の中で洗う
コップに水とシャンプー数滴を入れてよく溶かします。ブラシを入れ、抹茶をたてるように動かして、汚れをかき出します。
STEP2 すすいでからコンディショナーを
コップに水を注ぎながらすすぎ、今度はコップの水にコンディショナーを溶かし、ブラシをゆっくり揺らして中の毛までリンスします。
STEP3 すすぎ+脱水後、毛先を整える
軽くすすぎ、タオルで挟んで、ギュッと水気を切ります。このとき、形をきれいに整えておくのがポイント。
STEP4 自然乾燥させる
ブラシをコップに立て、風通しのよい場所で陰干しをして、自然乾燥させます。
ツール④ スクリューブラシ
眉メイクをぼかしたり、まつ毛の毛流れを整えたりするときに大活躍のスクリューブラシ。細かい部分を操作するツールだけに、常におろしたてのようなクリーンさを保ちましょう。
STEP1 ハンドソープで洗う
ブラシにハンドソープを含ませ、泡立てながら軽くしごくように洗い、絡みついたメイク汚れをしっかり落とします。
STEP2 流水ですすぐ
ブラシをしごきながら、水が透明になるまで汚れをしっかりと洗い流します。圧をかけすぎて傷めないように。
STEP3 マスカラコームでとかす
ブラシに残ったほこりや繊維類は、マスカラコームを使ってやさしくとかすと、無理なく簡単に取り除けます。
STEP4 自然乾燥させる
スクリューブラシをコップなどに立てて、完全に乾くまで自然乾燥させます。