最近「顔がむくんでいる」「目の印象が弱い」「たるみが気になる」などといったお悩みの声を耳にします。
それはもしかすると、マスク生活で顔の表情筋が衰えてしまっているのかも?
今回は、今日からでもすぐに始められる“顔ヨガ”のポーズをお悩み別にレクチャーします。
What’s? 顔ヨガ
顔ヨガ(フェイシャルヨガ)とは、顔の表情筋を鍛え、ストレッチする顔のヨガのこと。
ヨガの呼吸法やゆっくりとした動きを取り入れることで、顔の筋肉を刺激。しなやかな弾力を取り戻し、血行・リンパの流れ・新陳代謝を促す効果が期待できます。
教えてくれたのは……
石川ななこさん
顔ヨガ(フェイシャルヨガ)講師/ヨガインストラクター
最近はリモートワークやマスク生活の影響もあり、表情筋を使う頻度が減っています。誰にでも簡単にできる動きなので、1日2〜3分取り入れて、休みがちだった表情筋を鍛えていきましょう。
誰にでも簡単にできる動きなので、1日2〜3分取り入れて、休みがちだった表情筋を鍛えていきましょう。
お悩み① 顔のむくみ
「くちゃくちゃぱっ」のポーズ
〈3セット〉
顔がむくむと、どことなく顔のパーツがぼんやりと見えてしまいます。そんなときはこのポーズを。文字どおり、くちゃくちゃ+ぱっのメリハリのある動きによって、顔全体の血行・リンパの流れを促進してむくみを解消します。
口から息を“シューッ”と吐きながら、顔の中心にすべてのパーツを集めます。
最後の息を吐きながら、顔全体を大きく“ぱっ”と開きます。
お悩み② ほうれい線
「ビックリスマイル」のポーズ
〈3セット〉
ほうれい線が深くなると、どうしても老けた印象に。そんなときは、大頬骨(だいきょうこつ)筋と頬筋を鍛える「ビックリスマイル」のポーズを。頬がリフトアップし、ほうれい線のケアにつながります。
目を大きく開き、頬をギュッと上に引き上げ、歯を見せて笑います。
さらに下唇を内側に巻き込むように入れ、上の歯をのぞかせるように口を半開きに。そのまま、頬が下がらないように10秒間キープします。
お悩み③ 口角が下がり気味
「おいしい顔」のポーズ
〈3往復×1セット〉
口の周りの筋肉を動かさないことでだんだん下がってきた口角には、「おいしい顔」のポーズを。口唇周りにある口角挙筋と舌筋を鍛えることで、口角をキュッと引き上げて、幸福感のある口もとを取り戻しましょう。
口角を上げて、上の歯だけ8本見せるように笑顔を作り、目線を上へ。
続いて舌先が下唇側を通るように左側の口角へキュッと上げます。